代表からのメッセージ

　建設系の仕事をするとは思いませんでした。

私は、文系大学出身で将来建設系の仕事をするつもりはありませんでした。縁があって、関西の中堅の内装会社に就職したのがきっかけです。それまで、図面も見たことありませんし、施工現場に立ち会ったこともありませんでしたが、就職したからには、まずはこの会社で一番に、そして業界で一番の現場監理者になろうと心に決めていました。
当時はまだバブル崩壊したばかりで現場も結構多くて、1か月休みの無い月や何日も家に帰れない日々も結構ありましたが、不思議と休みたいと思ったことはありませんでした。むしろ、1日が24時間以上あれば、もっと仕事がこなせるのにと考えていました。いわゆるワーカーホリックですね。入社２～３年目の間に他の人の倍以上の現場を担当させていただいたと思います。おかげで仕事も覚え、信頼いただける職方さんやお客様も増えて、これからという時に、会社が倒産してしまいました。

　創業

会社の倒産後、同業会社にも誘われましたが、結局当時の上司と同僚と数人で今の会社の前身の会社を立ち上げることになりました。それまでは会社の名前で仕事が取れ、職方さんもついてきてくれていましたが、一から立ち上げたので信用も薄く、仕事を頼める外注さんも限られた非常に苦しい状況でのスタートとなりました。ただ、自分達で会社を立ち上げたので、それまでは業界一の監理者になることが目的でしたが、この会社を業界でも名の知れた会社にするという思いに変わり、モチベーションの視点が変わったことを覚えています。

　ティグラの今後

１０年前に最初の会社の上司だった方からバトンタッチされ、社長を任されて今までがむしゃらにやってきて、当初の目標だった売上や金物や木工、家具の製造体制を構築することができました。これからは、理想の会社に向かって人と組織と仕組みづくりをしていきたいと考えています。
理想は、社員が笑顔で仕事のできる日本一強い会社になることです。
強い会社には、何事にも負けない、スペシャリストの人材が必要だと思います。社員がそれぞれの立場で「遣り甲斐」と「誇り」を持てる集団になれば、お客様に感動していただける現場や商品を作り出すことができ、会社の利益創出、ひいては社員の待遇のアップや皆の笑顔につながると思っています。

　求める人材

いきなりスペシャリストにはなれません。まずは、当たり前のことを理解し、実行できる人。そして物事に対し、正面から立ち向かえる人。それぞれの立場で自分なりに決断し、責任を取る人。失敗をしたときに、隠すことなく自分の非を認め、次につながる行動のできる人。仕事において社員全員が対等であり、そして当然全員同じ待遇では無いと言う事を理解出来る人と仕事がしたい。
もちろん私のようなワーカーホリックになれと言っている訳ではありません。会社としても昨今の働き方改革の流れに対応できる仕組みを構築し、その中でプライベートと仕事を両立できる人材を求めています。